2009年12月20日

キャンドルライト


昨年は駅から武蔵野公園に至る、ぐるっと往復できるエリアで「100万人のキャンドルナイト」が行われ、我が家のすぐそばも通り道になりました。
ちょうど帰り道に家々の門前もキャンドルが灯されて、帰り道がなんだか心が温まる思いをしました。

今年は呼びかけのの看板もないですが、各地で行われる模様。

ろうそくの光はゆらゆら、とゆらぎの効果で人を癒します。
たまに灯すと気持ちまでスローになるのは不思議です。

我が家は結構風が吹くときついので、風のないときにお庭に灯して眺めています。
疲れたら電気を消して炎を見つめるのもいいですね。

2009年12月19日

厳しい業界


このところの不動産業界は、リーマンショック以来、また再びの沈滞ムードがただよっている。
とにかく厳しいです。
倒産情報ではいまだ業界の企業が多く、銀行もなかなか財布の紐を緩めない。
これでは次の仕事にかかりたくても、手も足も出しにくい状況は脱することはできない、ということです。

来年はさらにもう一度厳しい状況がくるだろうという話もあるくらい。
メディアは良いことを書きまくり、いい場面のところだけを見せるが、身近な仕事の世界では景気の予測がつかなくて先行きが見えない不安が包んでいるようです。

私はメディアに振り回されたくないと常々思っていますが、多くの人がメディアの情報=正しい、と感じているようで、それはかなり危険なことです。

角度を変えて情報を手に入れ、自分で判断しなければ痛い思いもあるかも知れません。
世の中の情報にはガセが多いのです。

こんな時に会社を起こしたいと思うことは、社会情勢や経済の観察抜きではできないので良い勉強だと思えることと、自分の立ち位置の確認ができるような気がします。

今はじたばたと動くときではないことは確かで、「じっと我慢の子」、といえます。
世の中の動きを感じつつ、自分にできること、自分しかできないことを見出すことができれば次のステップがあるように思います。

2009年12月17日

ローズマリー軟膏

一週間ほど前から、ローズマリーを細かく刻んで無水エタノール(高濃度エタノール)に漬け込んでウルソール酸を抽出する。
毎日軽く振ってよく混ざるようにして根気よく待つと、はじめのエメラルドグリーンから濃厚なグリーンに変わっていきます。



そして一週間後くらいにワセリンと混ぜるために鍋で湯煎します。
このような準備でローズマリーエキスを濾して計量し、ワセリンと一緒に鍋で湯煎して溶け合うまで気長~に、気長~にかき混ぜます。温度を上げすぎないようにワセリンが溶けてきたら湯煎からはずして混ぜ続ける。

まだワセリンとは分離している状態。


シリコンのへらに換えて無駄が無いようにきれいにかき集めて混ぜました。
これがほぼ溶け合ってワセリンにエキスが移った状態。
完成しましたのでワセリンが入っていた容器や化粧品のサンプル容器にへらで入れて自宅用と持ち歩きようにしました。




毎年冬になると、水を使うだけで手が荒れて割れたりひびたり、足はがさがさに・・・。
自分が一番惨めな思いの時なんです。

そして、今年はネット上で人気のある「ローズマリー軟膏」を手作りして試してみることにしました。

何しろこのローズマリーから抽出できる「ウルソール酸」は高級エステでも使用されているという、若返り皺伸ばし効果が大という高級な素材のようです。
★庭にあるこれを生かさない手はありません!!

園芸家が、これを付けて綿の手袋とゴム手袋を重ねてはめて作業をすれば、終わったときはもうしっとりすべすべ、という話です。

そしてこの「ウルソール酸」はエタノールでしか抽出されず、ワセリンと一緒にすることで使用、吸収されやすくなるそうです。

エタノールは湯煎している状態で飛んでしまいますのでほとんど匂いも残りません。
ローズマリーの匂いだけになります。
人によってはワセリンのべたつきが気になるということで、お気に入りのオイル(ホホバ油や馬油)を最後に混ぜることもできるようです。

塗ってみての感想は、はじめは少しべたつきますがすぐに吸収されてしっとりしていき、こんなに乾燥していたのかと思うくらいです。
寝る前がいいかも知れません。
翌朝にはしっとりすべすべになっていることでしょう。

今年はこれで乗り切りたいと思います。
人前に手を出すことがはばかられるくらいの痛々しい働き者の手(!)とは見えないようにしたいです。

2009年12月9日

アートな牛さん


千代田区立一ツ橋中学校が神保町にあります。
歴史を感じさせる雰囲気のこじんまりとした学校ですが、その入口の階段下、両脇にこのようなアーティスティックな牛が立っています。

目を引くことと、一見してアートを感じる彫刻です。
法務局への道の途中にあり、今日はカメラを持ち合わせましたので記録に。




時々寒い風が吹きますが全体として暖冬です。
庭のモッコウ薔薇の葉がなかなか落ちないことや、ミモザの蕾がどんどん膨らんできていることが返って気になります。

かなり前の記憶ではミモザが咲くのはは4月ころだったかと思っていましたが、このところ結構早く咲いて終わってしまうのです。

ミモザといえば「ミモザケーキ」を思い出すのは、子供がまだ小さかった頃、知り合いの方がお菓子作りが得意で、いつも何かしらケーキやクッキーを焼き、そのときにミモザケーキをはじめて知ったこと。

そして、毎年この時期になると焼くのよ、っておっしゃって子供にプレゼントしてくれたことを思いだしました。

目に鮮やかなミモザの黄色が春を告げるかのような印象で、ケーキも卵の黄色で覆われたものでした。

来年も充実した一年になるようにしたいと思い、来春に心馳せています。

2009年12月5日

暮れへのイントロ

今日、新しいガスコンロが到着。
ブラインドをはずして掃除。

今の家に引っ越した時に、前の居住者の残置物としてあったガスコンロをそのまま使用させてもらってきたのですが、いよいよ危険な状態と判断し買い換えました。

これがまた進化していて、五徳の下に煮こぼれ用の汁受けが無い。
あえて、少し高かったのですがこれを選択しました。

毎日使うものだからお掃除が面倒なのが一番困り、出来るだけシンプルに手間のかからないものを、ということを基準にすると結果少々お高くつきました。

でも満足です。

IHにしようかとも考えましたが、何しろ電気工事がともなうので退去するときのことを考えると無駄になると考えたわけです。

コンロ周り、換気扇、窓のブラインドがきれいになっただけでもう年末の大掃除がとっても楽になったと思っています。

後は、毎年やっている障子の張替え。
この家には障子が26枚ありまして、毎年すべて張り替えるのは無理なので、黒ずんだり敗れたりしたところ優先です。
それでも10枚以上はしますのでおかげさまで張替えの腕前もずいぶん上がりましたし、障子紙の良し悪しが大きく影響することも学びましたので、紙は出来れば上質なものを選びます。

さて年末の前にやってくるのがクリスマス。
日ごろ会っていない友人とも会いたいし、出かけることが多くなると週末の時間のやりくりをしなくては。

毎年行っている世田谷のボロ市も行きたいし、スノーボール美術館(ものつくり学校の中)へも足を運びたいし、見たい映画もあるし、と考えるとまさに忙しいです。

欲張ってはいけないけれど出来れば自由に行動したいと思うし、結構自由にさせてもらっています。
オトナばかりの生活になると皆それぞれに仕事や自分の生活を優先するしか仕方のないところがあります。

先週の晩御飯は、残業続きの息子と出張続きの家人のために、毎日私だけの一人ご飯の連続。
なんと作り甲斐の無い日々でしょう。
自分だけだとどうしても手抜きになってしまいます。
少し寂しい気もしますが仕方がないことでしょう。

おかげさまで本はよく読めるし、青色申告の準備もすすみ、大体の見当が付きました。
来年も税金を取り戻せそうです。

一つ一つ片付けていくことが大切。
この地味な繰り返しが自分の自信と力に繋がっていくと考えています。

一気にパァッーとではなく、地道にコツコツ。コツコツ。
大切なことは小さくて、見えにくいのです。

保険などの大切な約款がありますが、あれはほんとに小さな小さな文字でぎっしり書いてありますが、一番大事なことが書いてあるのです。
皆様ご用心を。

2009年12月2日

あと少し

毎日、修行僧のように竹箒を使って枯葉掃除をしていますが、学校の桜の葉もあと少しになりました。
夏は涼やかな木陰を作り、春は見事な桜並木となりますが、秋から冬は落ち葉の季節で季節感を感じて暮らせるのはいいものです。

しかし、この落ち葉掃除も住民の方々がお年を召され、ちょっと前まで一緒にしていた方が出てこられなくなって気がかりでした。
しばらく見かけない時期があったら亡くなられたとか、聞いてみると90歳をこえていたとのことで、まさに高齢化の地域です。

お一人住まいの老人が多い地域ですが、何かあったときに近所でもお付き合いがなければ2日3日見かけなくても知らないまま過ごしてしまいます。

でも、その間に何かあったらまったくわからないわけで、ご近所の見守り対策を前向きに考えたり、あえて、ご近所付き合いが必要なことを取り入れなくては全くかかわらない生活になってしまうようです。

空家になっている家を行政が借り上げて、NPO組織で「誰でもいらっしゃいませのおしゃべり場」を作ったり、学校は子供が減って空き教室があるので、それを利用した手先を動かす手創りクラスをしたり、保育所が足りないならば運営する人を行政が提供して空き教室を利用した保育所を作るとか、考えれば色々あるはずなのに何故にもっと前向きにスピーディーに動けないのかと考えます。

必要とする側がもっと訴えていかなくてはならないことかも知れませんが、これからの時代の地域の活動の課題です。

何か出来ないか、自分に何が出来るだろうといつも自問しますが、やはり一人では何も出来ないし、共感者がいればもっといい方向も見出せるかもしれません。

仕事を再スタートしてから地域のお付き合いや犬友のお付き合いがが少し遠くなっているかもしれませんが、毎日の掃除から何か繋がっていけるといいなぁと感じています。