
一週間ほど前から、ローズマリーを細かく刻んで無水エタノール(高濃度エタノール)に漬け込んでウルソール酸を抽出する。
毎日軽く振ってよく混ざるようにして根気よく待つと、はじめのエメラルドグリーンから濃厚なグリーンに変わっていきます。
そして一週間後くらいにワセリンと混ぜるために鍋で湯煎します。

このような準備でローズマリーエキスを濾して計量し、ワセリンと一緒に鍋で湯煎して溶け合うまで気長~に、気長~にかき混ぜます。温度を上げすぎないようにワセリンが溶けてきたら湯煎からはずして混ぜ続ける。

まだワセリンとは分離している状態。

シリコンのへらに換えて無駄が無いようにきれいにかき集めて混ぜました。
これがほぼ溶け合ってワセリンにエキスが移った状態。
完成しましたのでワセリンが入っていた容器や化粧品のサンプル容器にへらで入れて自宅用と持ち歩きようにしました。
毎年冬になると、水を使うだけで手が荒れて割れたりひびたり、足はがさがさに・・・。
自分が一番惨めな思いの時なんです。
そして、今年はネット上で人気のある「ローズマリー軟膏」を手作りして試してみることにしました。
何しろこのローズマリーから抽出できる「ウルソール酸」は高級エステでも使用されているという、若返り皺伸ばし効果が大という高級な素材のようです。
★庭にあるこれを生かさない手はありません!!
園芸家が、これを付けて綿の手袋とゴム手袋を重ねてはめて作業をすれば、終わったときはもうしっとりすべすべ、という話です。
そしてこの「ウルソール酸」はエタノールでしか抽出されず、ワセリンと一緒にすることで使用、吸収されやすくなるそうです。
エタノールは湯煎している状態で飛んでしまいますのでほとんど匂いも残りません。
ローズマリーの匂いだけになります。
人によってはワセリンのべたつきが気になるということで、お気に入りのオイル(ホホバ油や馬油)を最後に混ぜることもできるようです。
塗ってみての感想は、はじめは少しべたつきますがすぐに吸収されてしっとりしていき、こんなに乾燥していたのかと思うくらいです。
寝る前がいいかも知れません。
翌朝にはしっとりすべすべになっていることでしょう。
今年はこれで乗り切りたいと思います。
人前に手を出すことがはばかられるくらいの痛々しい働き者の手(!)とは見えないようにしたいです。