2009年11月5日

谷中の町並み


以前はお店をしていたような雰囲気の家。
昔ながらの木のがらがら戸を、ねじで閉めるような鍵をかけてお年寄りのご夫婦が出て行かれました。





レンガ塀の古さが味が出ていて大きな木と共に歴史を感じさせます。






多分、一間巾と思われる建物。
小さなお店ですが、だからいいですね。












二階建ての家の一階部分を取り除いたような、軒先が手を伸ばせば届きそうな家。











四間長屋。
築百年くらいだそうですが半分の屋根やサッシのリニューアルの建材が少し残念。
維持することは大変なことなのでしょうが、いい提案ができない業者側の問題でもあるかもしれません。







古さが懐かしさにつながる街ですが、狭い道や路地が多く建て替えが困難なことも、古い建物が残っている理由かも知れません。

フランスでは文化財的な古いお城に住むことも可能ですが維持管理が厳しく規制されていて、同時代の素材を探してこなければ改装などはしてはいけないと法律で縛りがあります。
住む者が建物の保存の責任を追うということは、住む側の権利を守りつつ義務を負わせているといえます。

歴史的なものや景観を大切に扱う考えと、個人の持ち物である権利とありますが、個人の財産、個人の権利を優先する国ではなかなか難しいことです。

街並み景観を守っていくためには行政側がもう少し方針を持っていくべきでしょう。
私は味気ない景色よりは歴史を感じさせる景色のほうが好きです。

0 件のコメント: