「不動産経済研究所(東京・新宿)が14日発表した9月のマンション市場動向によると、首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の新規発売戸数が25カ月ぶりに前年同月を上回った」
そうです。
昨年からの不動産不況で業界は萎縮しきっている感があり、この先どうなっていくのか読めない状態とかんがえていましたが、今日のニュースで上のような情報。
そういえば会社では竣工した2箇所のマンションの神奈川県のものが今月末で完売となる予定。
会社としては一安心と言いたいけれど、価格は当初の設定よりは大幅な値下げで完売でも赤字です。
食べ物から住宅までデフレの大波ということで、先行きが心配されます。
日本人は平和な時代が長いせいか、危機感が薄いと思うことがあり、自分のことは考えられるけれどもう少し大きな社会のことには鈍感かと思います。
デフレが続くと究極は自分に跳ね返ってくる。
仕事がなくなり失業者もさらに増えて、収入も減り国の生産性も落ち、と不安を考えればきりがないけれど、あまりに安いものが売られていることに少し抵抗を感じます。
デフレはインフレより怖いと言われます。
こんなときはキャッシュを持っていることが強いのです。
だから皆さんお金を使わない、売る側は売りたいのに売れない、さらにデフレになる、のスパイラルです。
立派なジーンズが1000円以下!?一体作っている人件費や材料代はどうなのよ~
適正な価格というものが感じられないことが、結果失業者を増やしているのではないかと考えてしまうのです。
高度成長期、一億総中流時代だったはずが、最近の世の中はこれまでの日本で考えられないような厳しい生活を強いられている人たちがニュースに取り上げられます。
差が大きく開きすぎ何時からこうなったのかなぁと考えてしまいます。
国の舵取りが変わり、まだ日も浅いし性急な変革は望まないけれど、長期的な政策の下、底辺のレベルアップを主眼において豊かな国になっていくことを願っています。
今ならば、そのための痛みには少しくらいは耐えられるのではないかと思うのです。
ちょっと社会問題を取り上げてみましたが、若い方でも最近肌でこのように感じることがあるのではないでしょうか。
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