2009年10月31日

犬友達

                   日赤病院のステンドグラス


毎朝、家の前の道路の枯葉掃除をしながら犬たちに癒されています。

我が家のゴールデンが14歳で亡くなってからもう3年が過ぎ、以来、犬と暮らしていません。
子供と共に成長し、大きくなって、でも犬の細胞は人の5倍もの速さなので人よりは必ず先に亡くなるわけです。
子供に家族の死や別れを実感させたいこともありましたが、結局亡くなったのは皆が寝静まった深夜。
私しか見送れなかった。
一人でおいおい泣いて、ひとしきり経ってから知らせました。
犬という家族のいない生活に慣れるのにもかなりかかりました。
何ヶ月も家を出られなく、人と会うことも嫌でこもっていました。

しかし、一念発起、仕事をしよう!と2年余り休んでいた仕事を再開。
履歴書を書き、ネットでリクルートを申し込み、それがなんと、とんとんと話がすすんで行き、今の仕事があり、平行して知人のお手伝いやらも始まり、もう毎日が忙しく、緊張の日々となり、いつしか犬の存在も考えなくなっていきました。
でも、やっぱり大好きなことは間違いなく、一人夜に考えているだけで泣けてくる日は幾度となくあります。いまでも・・・。


毎朝、お掃除をする理由の一つはそこにあり、犬友達とのコミュニケーションです。
よその子ですが毎日挨拶するだけでだんだん年齢を経てきたなぁ、とか、今日もいっぱい遊んできて元気そう、だとか。
あちらも毎日声をかけてくれるおばさんにはとっても愛想良くしてくれて、まさに私が癒されている。

何を言わんとしているかがわかるようになるともうこれは自分も犬と同じ感覚になってしまい、通訳してあげたいくらい。
あちらもきっと同じに思っているのか、まず匂いをかぎ、ぺろぺろとご挨拶。

これがお掃除のご褒美なのです。

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